こんばんは、バリヤード様のおかげで進化デッキ遣うのが毎日の楽しみです、そうじんです。


前回の初心者脳シリーズでは、2進化ポケモンがアタッカーになるパターンのデッキをご紹介しました。このデッキでは、どのたねポケモンもHPが低いため、なるべくマリガンとワンキルを避けるためにたねポケモンの数を確保する、という所から話を始めていましたね。

それに対して、2進化ポケモンがサポート役に徹し、大型たねポケモンがメインアタッカーとして活躍するデッキがあります。このデッキタイプには、いわゆるサザンドラ+ダークライ、ケルディオ+カメックスといった、大きなトーナメントでも優勝経験のあるデッキタイプが登場してきます。EXポケモンが前線で体を張り、進化ポケモンがそれを支える、というメリハリのあるデッキ構成が、ある意味開発側の意図していたバランスともいえるのかな…と、BWシリーズを振り返っていて思います。

さて、このデッキタイプは、たねポケモンの数はあまり多くなくても、その多くが大型ポケモンなので、前回の純粋2進化デッキほどワンキルの確率が高くありません。初手にHP100以上のポケモンが来ればそうそうワンキルなどありませんからね。

ですから、このデッキタイプで優先的に考えるべきことは、大型たねポケモンの攻撃をいかに早め、継続させるかということに尽きます。

その例として、今回は息子とのスパーリングデッキとして作った【エンテイシャンデラ】をご紹介します。

構成は以下の通り。

ヒトモシpromo 4 (なかまをよぶ(1体))
ランプラ―promo 1 (特性:フリーフロート。実質逃げエネ0)
シャンデラBW8 3
シャンデラBW3 1
エンテイEX   3
レシラムSC   2

ポケモン 14

炎エネルギー 12

エネルギー 12

N      4
アララギ博士 2
フウロ    3
ベル     2
アイリス   1

サポート 12

じてんしゃ   4
ハイパーボール 4
ふしぎなアメ  4
ポケモンいれかえ 2
あなぬけのヒモ 1
ポケモンキャッチャー 2
ダウジングマシン 1(AS)
まんたんのくすり 3
すごいつりざお  1

グッズ・スタジアム 22



このデッキのメインアタッカーはもちろんエンテイEX。特性はありません。ワザを確認しましょう。

炎無 ほのおのキバ 30 相手のバトルポケモンをやけどにする。
炎炎無 グランドフレイム 90 自分のトラッシュから炎エネルギーを1枚選び、ベンチポケモンにつける。

90ダメージは今の環境、決して高打点とは言えませんが、それでもEXポケモンを2回できぜつさせられるのはいいところですね。また、ワザの効果が大変便利です。いちど出すごとにトラッシュのエネルギーを1枚ずつリカバーできる。これをもとにゲームプランを立てていくことになります。

具体的には、まんたんのくすりを搭載して、手負いのエンテイを入れ替え、後ろのエンテイを回復→グランドフレイムでトラッシュしたエネルギーをつけ直す→以下同様、というゲームプランです。エンテイの逃げるエネルギーは3個なので、いれかえを使わなくてもそのまま逃げてトラッシュ→まんたん→グランドフレイムという動きが可能です。

このプランは以前からあったのですが、後ろから出てきたエンテイが返しのターンで大ダメージを食らってしまった場合、もしくは一撃でやられてしまった場合、まだベンチのエンテイにはエネルギーが1個しかついていないため、フォローもしくはリカバーが間に合わないという欠点がありました。

この欠点がBW8になって解消しました。シャンデラpsの登場です。性能を確認します。

特性:フレアナビゲート 自分の山札から炎エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。その後、つけたポケモンにがダメカンを1個のせる。そして山札を切る。この特性は、自分の番に1回使える。
ワザ:炎炎無 いのちをすいとる 70 このポケモンのHPを「30」回復する。

このシャンデラがいれば、先ほどのようにエンテイいれかえ→まんたん→グランドフレイムの際、ワザを打つ前に「フレアナビゲート」を使えば、ベンチに戻して回復したばかりのエンテイに一瞬で炎エネルギーが2個つくことになります。ダメカンが1個載りますが、喰らったダメージを考えれば問題ありませんね。前のエンテイが万が一きぜつ、もしくはきぜつ寸前に陥ったとしても、グランドフレイムでの攻撃を継続できるわけです。

また、2ターン目にシャンデラを立てることができれば、いきなりグランドフレイムから殴り始めることもできます。

したがってこのデッキは、立ち上がりの加速とトラッシュからのエネルギーリカバーの両方を兼ね備えた、なかなかバランスの良いデッキだということができます。

これだけで充分ゲームプランは明確ですが、今回レシラムを搭載したのは、まずしんかのきせき対策です。グランドフレイムのダメージが90→70になった分、あおいほのおの120→100で170のポケモンはカバーできますね。180は…アイリスかはじけるほのおで何とかしましょう(^-^;)

また、非EXポケモンを前線に1体投入することで、アタッカーの数を増やすことができます。「サイドを奇数に」ということばをDNでも見かけることがありますが、それはEXポケモンだけで戦うと、サイド総数は6枚なので、3体やられると負けてしまうという状況を避けるためです。たとえば「エンテイ→レシラム→エンテイ」という順番でやられるように戦ってゆけば、この時点で取られるサイドは5枚。まだアタッカーを1体、バトル場に投入できますね。

ゲームプランをまとめると、
・2ターン目にシャンデラpsを立てて、グランドフレイムまたはあおいほのおで攻撃
・バトルポケモン、特にエンテイが傷ついたら逃げて、もしくは入れ替えてまんたんで回復→フレアナビゲートとグランドフレイムでエネルギーを加速&リカバー
・ベンチ狙撃はシャンデラBW3で

注意したいのは、エンテイもレシラムもエネルギーコストが高いので、12枚の炎エネルギーが思いのほか少なく感じる、ということです。フレアナビゲートを毎ターン使っていると、山札からあっという間に炎エネルギーがなくなり、まんたんの使いまわしによってトラッシュにどんどんたまっていくので、つりざおで的確に山札に戻す動きが必要になります。持久戦に強いデッキにしては山札自体の消費も非常に速いので、場合によってはダウジングマシンをつりざおに使うことも考えられます。

アレンジとしては、まんたんの枠がやや多いのと、レシラムはおそらく1体しか使わないので、その辺を他のカードに替えればどうか、と考えています。ベンチ狙撃をされるとフレアナビゲートのダメカンが微妙に効いてくるので、バリヤードを投入するのも手です。


水デッキには極端に弱いですし、サザンドラダークライに比べるとエネルギー管理とダメージ回復の動きがいま一つ洗練されていませんが、初心者の方が粘り強く戦うには向いているデッキといえるかと思います。興味のある方はお試しください(^-^)

コメント

ミジュ父
ミジュ父
2013年6月10日22:22

息子は炎タイプ好きなので、ぜひ試してみます!
エネ管理やエネ加速の大切さを勉強するのに良さそうです。
シャンデラ足りないので、まずはコピー作って、朝練で使います!!

KAN-P
2013年6月10日22:27

エンテイ+レシラム、いいですよね。
シャンデラの加速ですか。
自分はビクティニEXの加速とどくさいキュウコンと組ませました。
水にさえら当たらなければ、結構頑張れますよね。

そうじん
2013年6月11日6:17

ミジュ父さま

ありがとうございます。ぜひ使ってみてください(^-^)/


KAN-Pさま

キュウコンのエネコスが低いのが好相性ですよね。たたりびは怖い怖い。なるべく当たりたくないデッキです(^_^;)

kame
2013年6月11日10:03

こんにちは。
自分にとって、とてもためになる記事でした。
シャンデラ使い切れなかったので是非一度組んでみたいです。

これからも記事を拝見したいのでリンクさせて頂きました。
宜しくお願いします☆

nagi
2013年6月11日11:17

このEXと2進化の組み合わせ、なんか落ち着きます(笑)
エンテイはゴウカザルと組ませてました。
輝石ときずぐすりで頑張ってたんですが、まんたんもシャンデラならいけますね!

そうじん
2013年6月11日19:35

るんぱさま

コメントありがとうございます(^-^)そう言っていただけるととても嬉しいです。ワタシものちほどお邪魔させていただきますね!


nagiさま

落ち着く…なるほど、自分でも作ってみてしっくりくる組み合わせだと思います(^-^)実戦投入もありかな?

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索