【初心者脳】2進化デッキができるまで(その5)
2014年3月19日 ポケカ考察(【初心者脳】含む) コメント (2)今日は公立小学校の卒業式だった地域が多いのでしょうね。
そうじん家でも長男が卒業。ワタシは休暇をいただいて見に行ってきました。
いいものですね。
でも、拍手すべき場面でビデオカメラやデジタルカメラにかかりっきりになる参列側の光景を見ると、いつも複雑な気持ちになります。
余計なことをしないでわれわれも集中してみるべきではないのか。それが礼というものではないのか。と。
ただ、出席できない祖父母であるとか仕事で来られない父親向けに記録を残しておく、という撮影者の気持ちもわかるだけに正面切って否定しづらい側面もあるのですがね。
などと理屈っぽいことを考えるそうじんでした。こんなまだるっこいブログを書くくらいですからね。めんどくさいといわれることを考えたりしますww
…本題に行きましょうか。
さて、細かいところまで言葉にしていくと大変な長尺になってしまった「2進化デッキができるまで」ですが、実際にデッキ作りをしていてこのポイントにたどり着くまでに要した時間は、多めに見積もっても2時間かかっていません。
いろいろ話が前後していますが、ポケモン、水回り、ボール関係、入れ替え、スクラッパ、ダウジングマシンあたりはもう入れることを前提に組んでいるので、あとはじてんしゃ構築にしよう!と決めたら一直線です。ここまでに言葉にしたことは、ある程度直感が先で、その理由を自分なりに振り返ったらこう説明するしかない、という順番になります。
そしてじてんしゃ構築にしてから何度も何度も一人でテストプレイをして、2ターン目にゲッコウガが立ち、さらに2次展開ができるかどうか試します。
しかしじてんしゃでは前回の日記の通り、2次展開がいまいちできない。
そこで十分に「ダメだ」という手ごたえを得たところでマフォクシーに切り替えました。
ここまでのプロセスで約2時間。
いや、ことばにすると長い長い。
さて、マフォクシーに切り替えたところでいよいよ調整です。
まず2次展開はじてんしゃよりはるかに高性能です。当然ですね。やはりマフォクシーでOK。という手ごたえを得ます。
しかし、ここでポケモンカードで遊ぶ方すべてに共通の問題が発生します。
それが俗に「サポ事故」と呼ばれるものです。
初手にサポートが全く来ない。
2ターン目も来ない。
3ターン目に来なければ、あきらめろとまでは言いませんが、相当に不利な展開であることに違いありません。ましてEXポケモンが場におらず、盾の役割をしなければ全滅の危険さえあります。
マフォクシーにドロー能力があるため、いったん場ができればサポートはむしろだぶついてしまうくらいにデッキが回るのですが、初手からサポートがなく、マフォクシーも立たない場合に打つ手がありません。
「泣く子とサポ事故には勝てぬ」という言葉もあるとおり(え)、この状態にはまってしまうとどうしようもないので、この解消に各プレイヤーは知恵を絞るわけです。
…とはいっても、こと構築に関する限り、打てる手は限られているように思います。
①サポートの枚数を増やす
②パソコン通信を入れる
③ジラーチEXを入れる
ワタシの乏しい発想ではこの3点くらいかと思います。
しかし①はそもそも本末転倒。サポートを減らす方針で来ているのですから、①は最後の最後の妥協です。
②はダウジングマシンといつも葛藤が起きるのですが、このデッキは展開によっては無駄なトラッシュをリカバーするために、すごいつりざおをもう一度ダウジングで使いまわすことがありうるので、パソコン通信は入れたくありません。
とすると今回の選択は③になります。
中上級者には釈迦に説法ですが、ジラーチのメリットを一言でいうなら、「ボールがサポートと同じことになる」です。
ジラーチEX HP90 弱点炎 逃げる1
特性 ほしのみちびき この特性は、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札から「サポート」を1枚選び、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
ワザは今回どうでもいいので割愛。
ジラーチが手札にあれば、サポートがなくても山札から呼んでこれる。
ということは、レベルボールやハイパーボールさえ手札にあればジラーチを呼んできて、さらにそこからサポートを呼んでくることができる、ということですね。
さきほどNを減らした時点でこのデッキに搭載されているサポートは12枚です。
ここで、さらにアララギ博士に替えてジラーチを入れました。
すると、初手に以下のカードのいずれか1枚があれば、何らかの形で手札が前進します。
サポート11枚
ボール系8枚
ジラーチ1枚
計20枚
これでジラーチがサイドに落ちていない限り、サポートにアクセスできるカードが20枚に一気に増えました。サポートの枚数自体は1枚減らしたにもかかわらずです。
これは、初手にふしぎなアメとアララギ博士がご一緒してしまって切るに切れないといった状況を解決する時にも効果を発揮します。
レベルボール1枚あれば、ジラーチでフウロを呼び、さらにハイパーボールをサーチしておけば、次のターンでハイパーボールでマフォクシーを呼び、アメで進化させてからアララギを使えば手札に無駄が発生しません。
もちろん場の状況によってアララギでキーカードをたたっ切ってうまくいくケースもあり得ますが、少なくとも選択肢が広がりますね。
これが私から見たジラーチのメリットです。
サポートへのアクセスがデッキの3分の1に及ぶというのは相当すごいことだと思います。これは古参プレイヤーの、つまりDp以降に皆さんには当たり前、というか「これこそがポケカ」という感覚かもしれませんが、ポケカ歴3年未満の、つまりBW以降にポケカを始めた方にとっては衝撃のカードだったと思います。
もちろんジラーチにはそれなりのデメリットがあります。
ほしのみちびきを使った後には何の働きもしないこと。このため、ベンチを1枠無駄に占領し、こちらの展開が後々阻害される。
サイドを2枚献上するうえ、最大HPが低いため、ベンチ狙撃の格好の的になること。将棋でいうところの「質駒(いつでも取れる駒)」のような扱いになる。
質駒になることを避けようとバリヤードを搭載すると、さらにベンチの枠が圧迫されてゲームプランが崩れる危険もあります。
このような、かなり大きなデメリットもありますが、それでも上記のようなメリットはたいへんに大きいと考え、愛用されるプレイヤーも多いポケモンです。
フラダリが登場したため、ジラーチを使う際にはサイドを4枚取られてなおジラーチがベンチに残っていたら、負けを覚悟した方がいいでしょう。このデッキを組んだのはフラダリ登場前の環境ですから、そのつもりでお読みください。
ハナシを戻します。
ジラーチを入れたことによって、サポートが初手で使えないケースが劇的に減り、ほとんどのテストプレイでマフォクシーが2ターン目に立つようになりました。
う~ん。ジラーチはえらい。
これでようやくこのデッキを実戦投入できるめどが立ってきました。
さて、次回はいよいよ最終回。このデッキが実際にどんな動きをするかを確認して、この項を閉じたいと思います。
また明日~(^-^)/(ほんとに書けるかな…)
そうじん家でも長男が卒業。ワタシは休暇をいただいて見に行ってきました。
いいものですね。
でも、拍手すべき場面でビデオカメラやデジタルカメラにかかりっきりになる参列側の光景を見ると、いつも複雑な気持ちになります。
余計なことをしないでわれわれも集中してみるべきではないのか。それが礼というものではないのか。と。
ただ、出席できない祖父母であるとか仕事で来られない父親向けに記録を残しておく、という撮影者の気持ちもわかるだけに正面切って否定しづらい側面もあるのですがね。
などと理屈っぽいことを考えるそうじんでした。こんなまだるっこいブログを書くくらいですからね。めんどくさいといわれることを考えたりしますww
…本題に行きましょうか。
さて、細かいところまで言葉にしていくと大変な長尺になってしまった「2進化デッキができるまで」ですが、実際にデッキ作りをしていてこのポイントにたどり着くまでに要した時間は、多めに見積もっても2時間かかっていません。
いろいろ話が前後していますが、ポケモン、水回り、ボール関係、入れ替え、スクラッパ、ダウジングマシンあたりはもう入れることを前提に組んでいるので、あとはじてんしゃ構築にしよう!と決めたら一直線です。ここまでに言葉にしたことは、ある程度直感が先で、その理由を自分なりに振り返ったらこう説明するしかない、という順番になります。
そしてじてんしゃ構築にしてから何度も何度も一人でテストプレイをして、2ターン目にゲッコウガが立ち、さらに2次展開ができるかどうか試します。
しかしじてんしゃでは前回の日記の通り、2次展開がいまいちできない。
そこで十分に「ダメだ」という手ごたえを得たところでマフォクシーに切り替えました。
ここまでのプロセスで約2時間。
いや、ことばにすると長い長い。
さて、マフォクシーに切り替えたところでいよいよ調整です。
まず2次展開はじてんしゃよりはるかに高性能です。当然ですね。やはりマフォクシーでOK。という手ごたえを得ます。
しかし、ここでポケモンカードで遊ぶ方すべてに共通の問題が発生します。
それが俗に「サポ事故」と呼ばれるものです。
初手にサポートが全く来ない。
2ターン目も来ない。
3ターン目に来なければ、あきらめろとまでは言いませんが、相当に不利な展開であることに違いありません。ましてEXポケモンが場におらず、盾の役割をしなければ全滅の危険さえあります。
マフォクシーにドロー能力があるため、いったん場ができればサポートはむしろだぶついてしまうくらいにデッキが回るのですが、初手からサポートがなく、マフォクシーも立たない場合に打つ手がありません。
「泣く子とサポ事故には勝てぬ」という言葉もあるとおり(え)、この状態にはまってしまうとどうしようもないので、この解消に各プレイヤーは知恵を絞るわけです。
…とはいっても、こと構築に関する限り、打てる手は限られているように思います。
①サポートの枚数を増やす
②パソコン通信を入れる
③ジラーチEXを入れる
ワタシの乏しい発想ではこの3点くらいかと思います。
しかし①はそもそも本末転倒。サポートを減らす方針で来ているのですから、①は最後の最後の妥協です。
②はダウジングマシンといつも葛藤が起きるのですが、このデッキは展開によっては無駄なトラッシュをリカバーするために、すごいつりざおをもう一度ダウジングで使いまわすことがありうるので、パソコン通信は入れたくありません。
とすると今回の選択は③になります。
中上級者には釈迦に説法ですが、ジラーチのメリットを一言でいうなら、「ボールがサポートと同じことになる」です。
ジラーチEX HP90 弱点炎 逃げる1
特性 ほしのみちびき この特性は、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札から「サポート」を1枚選び、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
ワザは今回どうでもいいので割愛。
ジラーチが手札にあれば、サポートがなくても山札から呼んでこれる。
ということは、レベルボールやハイパーボールさえ手札にあればジラーチを呼んできて、さらにそこからサポートを呼んでくることができる、ということですね。
さきほどNを減らした時点でこのデッキに搭載されているサポートは12枚です。
ここで、さらにアララギ博士に替えてジラーチを入れました。
すると、初手に以下のカードのいずれか1枚があれば、何らかの形で手札が前進します。
サポート11枚
ボール系8枚
ジラーチ1枚
計20枚
これでジラーチがサイドに落ちていない限り、サポートにアクセスできるカードが20枚に一気に増えました。サポートの枚数自体は1枚減らしたにもかかわらずです。
これは、初手にふしぎなアメとアララギ博士がご一緒してしまって切るに切れないといった状況を解決する時にも効果を発揮します。
レベルボール1枚あれば、ジラーチでフウロを呼び、さらにハイパーボールをサーチしておけば、次のターンでハイパーボールでマフォクシーを呼び、アメで進化させてからアララギを使えば手札に無駄が発生しません。
もちろん場の状況によってアララギでキーカードをたたっ切ってうまくいくケースもあり得ますが、少なくとも選択肢が広がりますね。
これが私から見たジラーチのメリットです。
サポートへのアクセスがデッキの3分の1に及ぶというのは相当すごいことだと思います。これは古参プレイヤーの、つまりDp以降に皆さんには当たり前、というか「これこそがポケカ」という感覚かもしれませんが、ポケカ歴3年未満の、つまりBW以降にポケカを始めた方にとっては衝撃のカードだったと思います。
もちろんジラーチにはそれなりのデメリットがあります。
ほしのみちびきを使った後には何の働きもしないこと。このため、ベンチを1枠無駄に占領し、こちらの展開が後々阻害される。
サイドを2枚献上するうえ、最大HPが低いため、ベンチ狙撃の格好の的になること。将棋でいうところの「質駒(いつでも取れる駒)」のような扱いになる。
質駒になることを避けようとバリヤードを搭載すると、さらにベンチの枠が圧迫されてゲームプランが崩れる危険もあります。
このような、かなり大きなデメリットもありますが、それでも上記のようなメリットはたいへんに大きいと考え、愛用されるプレイヤーも多いポケモンです。
フラダリが登場したため、ジラーチを使う際にはサイドを4枚取られてなおジラーチがベンチに残っていたら、負けを覚悟した方がいいでしょう。このデッキを組んだのはフラダリ登場前の環境ですから、そのつもりでお読みください。
ハナシを戻します。
ジラーチを入れたことによって、サポートが初手で使えないケースが劇的に減り、ほとんどのテストプレイでマフォクシーが2ターン目に立つようになりました。
う~ん。ジラーチはえらい。
これでようやくこのデッキを実戦投入できるめどが立ってきました。
さて、次回はいよいよ最終回。このデッキが実際にどんな動きをするかを確認して、この項を閉じたいと思います。
また明日~(^-^)/(ほんとに書けるかな…)
コメント
確かに拍手もできないし、レンズ越しじゃなくて直に見て応援したいところなんですけど、撮影したものを楽しみに待っている祖父母のことを考えるとおろそかにもできず・・・。難しいところです。
さて、ジラーチ。私もよく使いますが、やはりおっしゃるようなデメリットを考えると「回収サイクロン」とセットにすべきか悩みます。
素早く小物を展開をするようなデッキでは、特に有効な彼ですが限りあるベンチに居座られても困りますしね。
いや、変なこと言っちゃってすみません。
ジラーチ問題は回収サイクロンの採用か、デッキ速度を上げて先手を取り続けることで相対的にリスクが生じにくい展開を作るか、どちらかのような気がしていて、で、せっかくジラーチを入れるからには後者の選択をしよう、というのが今のワタシの考えです。
いつもコメントありがとうございます(^-^)