デッキレシピ:炎の手裏剣デッキ
2020年2月11日 デッキレシピ(ポケカ) コメント (2)盤面全体で闘うデッキが久しぶりにできた気がします。
ヒバニー 4
ラビフット 1
エースバーン 3
エースバーン(p) 1
メラルバ 2
ウルガモスGX 2
メタモン◇ 1
タイプ・ヌル 1
シルヴァディGX 2
ウッウV 2
(ポケモン 19)
基本炎エネルギー 10
(エネルギー 10)
シロナ 3
溶接工 3
マリィ 2
フウとラン 1
(サポート 9)
クイックボール 4
ポケモン通信 4
しんかのおこう 1
ふしぎなアメ 4
ふつうのつりざお 1
ふうせん 2
炎の結晶 2
ポケモンいれかえ 1
リセットスタンプ 1
ヒートファクトリー◇ 1
巨大なカマド 1
(グッズ・スタジアム 22)
メインアタッカーは当然エースバーン。途切れなくフレアストライカーを打つことが主たるゲームプラン。
ただし、GX・Vポケモンに対しては打点不足。生き延びたポケモンに対し、グレートキャッチャーやキュウコンの「きゅうびのいざない」でベンチを呼び出すことで追撃する選択をするプレイヤーが今なら多いかと思います。
ワタシはこの選択肢をとらず、ウルガモスGXの「れっかだん」で追撃をするプランを採用しました。理由はいくつかあります。
①オーバーキルを防ぎ、効率的にサイドをとる
200~240あたりの敵アタッカーに対して2度フレアストライカーを撃つのは非効率的です。環境的には「強くて速くてデカくて、しかもサイドを複数枚とってくる」ポケモンばっかりなので、サイド3枚のTAG TEAMやVMaxをツーパンならともかく、サイド2枚族をツーパンするゲームプランでは絶対に追いつかない。
そこでれっかだんを交えてワンパン、もしくは生き延びたサイド2枚族をれっかだんで追撃しつつ、代わって出てきたアタッカーにもフレアストライカーを叩き込む、というゲームプランをとってみました(うまくいくかどうかは別)。
②非GX・非Vポケモンを狩る
主にHP60~80あたりのポケモンをれっかだんで気絶させ、最後のサイド1枚をもぎとる。特にジラーチには初手にヒバニーの「ひのこ」で60ダメージを載せておくと、いつでもサイドを1枚取れるため、非常に後が楽になります。非GX・V中心のデッキにこちらのGXポケモンを呼ばれて倒されても、れっかだんを交えて前後を同時に落とすターンを作ればサイドレースでも拮抗できます。どちらかというと先手を取らせつつ、サイド6-5のヒリヒリした展開で勝つのが好きなので、接戦は望むところ。
③とにかく手裏剣が好き
名称こそ「れっかだん」となっているウルガモスGXのこの特性は、動きだけみればXYシリーズで活躍したゲッコウガXY1の「みずしゅりけん」と全く同じ。中毒になるほど使った身としては、これを活躍させずにS/Mシリーズを終えられません。なかなか使う機会がないなあ、と思ってたところに、かわいい上に強さと使いにくさのバランスが絶妙なエースバーンが登場したので、ワタシのやる気に火が付いたわけです。
上記のゲームプランを遂行するためには、①エースバーンが毎ターン用意できる②れっかだんを毎ターン1~2発撃ち続ける、という動きが同時にできなくてはなりません。
単純に考えて、1ターン当たり5~6枚程度のドローでは、①もしくは②のどちらかの動きしかできません。2進化を1体立てるだけで2~3枚のカードが必要ですし、エネルギーを手札に複数枚確保して手張りれっかだん、しかも序盤では1進化を立てる、となるとやはり2~4枚程度のカードが必要になるでしょう。
これを実現するために、ゲッコウガの手裏剣デッキで採用していたのはマフォクシー。さすがに6枚ドローの能力は凄まじく、中終盤には2進化3種が全部盤面に並ぶのが通常運転でした。
今回のデッキでは、ディスクリロードのシルヴァディGX。5枚ドローですが、2進化1進化ならこれでなんとかなる、という感触です。
これにより、サポートでドロー、場を整え、さらにディスクリロードで引いたカードでエネルギーを確保してれっかだんを撃ちつつアタック、という動きが可能です。
さて、もちろんサポート9枚では、序盤からこの動きが毎回できるわけがありません。
もともとはデデンネを入れていました。しかし、デデチェンジのあとに何の働きもしないうえ、キーカードを巻き込んでトラッシュするデメリットが大き過ぎて使いあぐねていました。
そこで、試しにウッウを入れてみたところ、ワザによる展開ではあるものの、ピンポイントサーチにより確実に望みの盤面が作れるメリットが思いの外大きいことに気づきました。多少遅いこともありますが、事故率が劇的に改善。
ベンチアタッカーとしての能力も高いため、序盤のくちばしキャッチから展開にもっていくこともできますし、あるいは例えばカマド+溶接工をサーチしてスピットシュートで相手の盤面を潰しにいく、といった奇襲も可能。サーチした手札を見せなくてよいので、相手の裏をかきやすいです。
役者が揃ってきました。メインアタッカーのエースバーン、手裏剣のウルガモス、ドロー役のシルヴァディ、そしてサーチとベンチ狙撃のウッウ。
全部で19枚のポケモンを大量のグッズで盤面に並べる。エースバーンが一撃されることで、次のアタッカーを並べ育てることが必然的に要求されるため、手札はガンガン消費されていきますから、エネルギーや炎の結晶も自然に手札に入ってくる、という理屈です。
クイックボール4、ポケモン通信4、しんかのおこう1、ふしぎなアメ4。
エースバーンを立てるために必要なパーツは
アメ+エースバーン
アメ+おこう
アメ+ポケモン通信+ポケモン
アメ+ポケモン通信+クイックボール(+トラッシュ用カード)
の4通り。かなり立てやすいです。
サポートは溶接工の他は手札リフレッシュが中心。マグノリアはキーカードを巻き込んでトラッシュする動きが避けられないため不採用。
フウとランはいれかえ手段の確保。序盤のバトルポケモン選択、ふうせんを貼れていないときのリベロ発動、ウルガモスがバトル場に縛られたときの脱出経路など、このデッキはいれかえの役割が重要ですが、多投できないので。
序盤はヒバニーを複数とタイプ・ヌルを出し、シルヴァディから立てて展開、エースバーン、ウルガモスの順で盤面を整える。必要に応じてウッウで補助。相手がシステムデッキならスピットシュートで潰しにかかるのも手。ふうせんはもちろんシルヴァディかウッウに貼って死に出し役に。エースバーンを立てて1エネ貼れれば勝手に190出してくれますから、ばんばん手裏剣撃って相手の盤面を潰しましょう。
「リベロ」の厄介な点は、2ターン目にバトル場のヒバニーがエースバーンに進化してしまうとワザが撃てないこと。このために溶接工を使う、あるいはいれかえギミックのためだけにぶん回すのももったいない。そこでプロモのエースバーンをピン挿し。
上ワザ「ほのおをまとう」の1エネ40でトラッシュからエネ加速は、序盤ならかなり強い動き。次のターンで160確定ですから、悪くないです。対面がジラーチならほのおをまとうでワンパンと、かなり便利なうえ、これが返しでワンパンされてもなんか痛くないというか(笑)なんでけっこう気に入ってます☺
この感覚は回して初めてわかると思いますので、興味のある方はこのまま組んで回してみて、そのあとチューニングしてください。
久しぶりの投稿でしたが、読んでくださってありがとうございました☺
ヒバニー 4
ラビフット 1
エースバーン 3
エースバーン(p) 1
メラルバ 2
ウルガモスGX 2
メタモン◇ 1
タイプ・ヌル 1
シルヴァディGX 2
ウッウV 2
(ポケモン 19)
基本炎エネルギー 10
(エネルギー 10)
シロナ 3
溶接工 3
マリィ 2
フウとラン 1
(サポート 9)
クイックボール 4
ポケモン通信 4
しんかのおこう 1
ふしぎなアメ 4
ふつうのつりざお 1
ふうせん 2
炎の結晶 2
ポケモンいれかえ 1
リセットスタンプ 1
ヒートファクトリー◇ 1
巨大なカマド 1
(グッズ・スタジアム 22)
メインアタッカーは当然エースバーン。途切れなくフレアストライカーを打つことが主たるゲームプラン。
ただし、GX・Vポケモンに対しては打点不足。生き延びたポケモンに対し、グレートキャッチャーやキュウコンの「きゅうびのいざない」でベンチを呼び出すことで追撃する選択をするプレイヤーが今なら多いかと思います。
ワタシはこの選択肢をとらず、ウルガモスGXの「れっかだん」で追撃をするプランを採用しました。理由はいくつかあります。
①オーバーキルを防ぎ、効率的にサイドをとる
200~240あたりの敵アタッカーに対して2度フレアストライカーを撃つのは非効率的です。環境的には「強くて速くてデカくて、しかもサイドを複数枚とってくる」ポケモンばっかりなので、サイド3枚のTAG TEAMやVMaxをツーパンならともかく、サイド2枚族をツーパンするゲームプランでは絶対に追いつかない。
そこでれっかだんを交えてワンパン、もしくは生き延びたサイド2枚族をれっかだんで追撃しつつ、代わって出てきたアタッカーにもフレアストライカーを叩き込む、というゲームプランをとってみました(うまくいくかどうかは別)。
②非GX・非Vポケモンを狩る
主にHP60~80あたりのポケモンをれっかだんで気絶させ、最後のサイド1枚をもぎとる。特にジラーチには初手にヒバニーの「ひのこ」で60ダメージを載せておくと、いつでもサイドを1枚取れるため、非常に後が楽になります。非GX・V中心のデッキにこちらのGXポケモンを呼ばれて倒されても、れっかだんを交えて前後を同時に落とすターンを作ればサイドレースでも拮抗できます。どちらかというと先手を取らせつつ、サイド6-5のヒリヒリした展開で勝つのが好きなので、接戦は望むところ。
③とにかく手裏剣が好き
名称こそ「れっかだん」となっているウルガモスGXのこの特性は、動きだけみればXYシリーズで活躍したゲッコウガXY1の「みずしゅりけん」と全く同じ。中毒になるほど使った身としては、これを活躍させずにS/Mシリーズを終えられません。なかなか使う機会がないなあ、と思ってたところに、かわいい上に強さと使いにくさのバランスが絶妙なエースバーンが登場したので、ワタシのやる気に火が付いたわけです。
上記のゲームプランを遂行するためには、①エースバーンが毎ターン用意できる②れっかだんを毎ターン1~2発撃ち続ける、という動きが同時にできなくてはなりません。
単純に考えて、1ターン当たり5~6枚程度のドローでは、①もしくは②のどちらかの動きしかできません。2進化を1体立てるだけで2~3枚のカードが必要ですし、エネルギーを手札に複数枚確保して手張りれっかだん、しかも序盤では1進化を立てる、となるとやはり2~4枚程度のカードが必要になるでしょう。
これを実現するために、ゲッコウガの手裏剣デッキで採用していたのはマフォクシー。さすがに6枚ドローの能力は凄まじく、中終盤には2進化3種が全部盤面に並ぶのが通常運転でした。
今回のデッキでは、ディスクリロードのシルヴァディGX。5枚ドローですが、2進化1進化ならこれでなんとかなる、という感触です。
これにより、サポートでドロー、場を整え、さらにディスクリロードで引いたカードでエネルギーを確保してれっかだんを撃ちつつアタック、という動きが可能です。
さて、もちろんサポート9枚では、序盤からこの動きが毎回できるわけがありません。
もともとはデデンネを入れていました。しかし、デデチェンジのあとに何の働きもしないうえ、キーカードを巻き込んでトラッシュするデメリットが大き過ぎて使いあぐねていました。
そこで、試しにウッウを入れてみたところ、ワザによる展開ではあるものの、ピンポイントサーチにより確実に望みの盤面が作れるメリットが思いの外大きいことに気づきました。多少遅いこともありますが、事故率が劇的に改善。
ベンチアタッカーとしての能力も高いため、序盤のくちばしキャッチから展開にもっていくこともできますし、あるいは例えばカマド+溶接工をサーチしてスピットシュートで相手の盤面を潰しにいく、といった奇襲も可能。サーチした手札を見せなくてよいので、相手の裏をかきやすいです。
役者が揃ってきました。メインアタッカーのエースバーン、手裏剣のウルガモス、ドロー役のシルヴァディ、そしてサーチとベンチ狙撃のウッウ。
全部で19枚のポケモンを大量のグッズで盤面に並べる。エースバーンが一撃されることで、次のアタッカーを並べ育てることが必然的に要求されるため、手札はガンガン消費されていきますから、エネルギーや炎の結晶も自然に手札に入ってくる、という理屈です。
クイックボール4、ポケモン通信4、しんかのおこう1、ふしぎなアメ4。
エースバーンを立てるために必要なパーツは
アメ+エースバーン
アメ+おこう
アメ+ポケモン通信+ポケモン
アメ+ポケモン通信+クイックボール(+トラッシュ用カード)
の4通り。かなり立てやすいです。
サポートは溶接工の他は手札リフレッシュが中心。マグノリアはキーカードを巻き込んでトラッシュする動きが避けられないため不採用。
フウとランはいれかえ手段の確保。序盤のバトルポケモン選択、ふうせんを貼れていないときのリベロ発動、ウルガモスがバトル場に縛られたときの脱出経路など、このデッキはいれかえの役割が重要ですが、多投できないので。
序盤はヒバニーを複数とタイプ・ヌルを出し、シルヴァディから立てて展開、エースバーン、ウルガモスの順で盤面を整える。必要に応じてウッウで補助。相手がシステムデッキならスピットシュートで潰しにかかるのも手。ふうせんはもちろんシルヴァディかウッウに貼って死に出し役に。エースバーンを立てて1エネ貼れれば勝手に190出してくれますから、ばんばん手裏剣撃って相手の盤面を潰しましょう。
「リベロ」の厄介な点は、2ターン目にバトル場のヒバニーがエースバーンに進化してしまうとワザが撃てないこと。このために溶接工を使う、あるいはいれかえギミックのためだけにぶん回すのももったいない。そこでプロモのエースバーンをピン挿し。
上ワザ「ほのおをまとう」の1エネ40でトラッシュからエネ加速は、序盤ならかなり強い動き。次のターンで160確定ですから、悪くないです。対面がジラーチならほのおをまとうでワンパンと、かなり便利なうえ、これが返しでワンパンされてもなんか痛くないというか(笑)なんでけっこう気に入ってます☺
この感覚は回して初めてわかると思いますので、興味のある方はこのまま組んで回してみて、そのあとチューニングしてください。
久しぶりの投稿でしたが、読んでくださってありがとうございました☺
コメント
考え方がロジカルで大変読み応えのある記事でした!
私も過去に水手裏剣にハマってゲッコウガを長く愛用していたので、こういうコンボはたまらないですね。
「非エクアタッカー」「進化」「コンボ」の3拍子はゲッコウガの系譜の様です。
最近の大怪獣戦争のようなポケカは食傷気味でしたので、私も「非エク」「進化」「コンボ」のデッキで久々にポケカの醍醐味を味わいたいですw
はい、ワタシの中ではゲッコウガと同じデッキです。
以前の感覚があるので、可能な構築だとは思っていたのですけど、ウッウにいたるまでの道がちょっと長かったです(笑)
久々に自分でも回してて楽しいです!